長文記事がなぜSEOに良いのかを説明する
キュレーションという言葉が地に堕ちました。
W○LQを発端に数多くのキュレーションメディアが糾弾され、閉鎖に追い込まれたり、我関せずを貫いたり、復活に向けて着々と準備を進めていたりします。
キュレーションメディアの罪は、制作体制や著作権を無視した盗用、メディアそのものの思想的なところまで数多く存在しますが、彼らのメディアが検索結果の上位を独占したのも、今回の炎上に寄与していたかと思います。
そして、検索結果の上位表示を実現させてしまうのが"長文記事"です。
D○NAが運営するメディアでは10,000字を超える記事も珍しくありませんでした。
長文記事がSEO的に良いのはホントなのか?
続きを読む【2017年】効果的な被リンクの増やし方とNGな方法【SEO】
2017年になりました。
昨年はWELQの騒動もありました。
みなさま思うところはあったと思いますが、単純に「SEOとは?」とはという話ではなく、「SEOによるユーザーのネット体験とは?」まで議論されたのは良かったのかなぁ、と。
企業のメディア運営体制や、Googleのアルゴリズムももっと改善の余地があるとみなが認識したと思います。
さて、今回はSEOでも依然重要な"被リンク"についてまとめます。
2017年のSEO
2016年から何か変わったか?と聞かれると特に変わってません。特に大きなアップデートもありませんでした。
依然重要なのはコンテンツです。
ただ、どのコンテンツが重要かを判断するための指標の1つが"被リンク"です。
出典: http://www.searchmetrics.com
SEO順位に影響を与える要素をランキング順にしたもの(2016年度版)ですが、2位に被リンクが位置しています。
しかし、被リンクといっても全ての被リンクを良しとしてる訳ではありません。
続きを読むオウンドメディアの目的を定性的に設定することの重要性
近頃、企業都合のメディアが乱立していると感じます。
オウンドメディア立ち上げを支援していますが、売上至上主義になっていたり、KPI設定してPV・UUだけ追いたいという要望を数多くいただきます。
彼らにとって、オウンドメディアは「広告の延長線上の施策」にあります。
リスティング広告のCPAが悪くなってきたから、オウンドメディアで費用対効果の改善を図る、というパターン。
数多くメディアの立ち上げをサポートしてきましたが、そういった思想・体制で運用されているメディアは遅かれ早かれ失敗するなと見ていて感じます。
(失敗=運用疲れしちゃうとか、KPIに達せず早々にリタイアするとか)
自分への戒めも兼ねて、もっと「ユーザー目線」の重要性について考えます。
メディアの必要性を定性的に考える
オウンドメディア成功の秘訣はこれに尽きます。
シンプルに言うと、「どんなユーザーが、何を求めて、メディアに辿り着くのか?」を徹底的に考え抜くことです。
分かりやすい例があったので引用します。
コンテンツマーケティングの雄、freeeさんが運用する経営ハッカーのインタビューです。
続きを読むコンテンツマーケティング=記事制作ではない、という話
コンテンツマーケティング=コンテンツSEOであり、コンテンツSEO=記事を制作し続けること、という最近の流れに違和感があるので、走り書きします。
以下、「コンテンツを発信して新規のユーザーを流入を目指すのではなく、既にあなたの商品やサービスについて興味がある人も大事にしましょう」ということを方法とともにダラダラ書きます。
まず、私がコンテンツマーケティングに思うこと。
マーケティングのアプローチであり、まずユーザーありきで考えることが必要です。
昨今言われる「コンテンツSEOで"集客"を」というのは、新規ユーザーのみを見込んでいる点で違和感を覚えます。
新規ユーザーのみではなくて、既にあなたの商品やサービスについて興味があるユーザーへの対応を先に考えた方が効果も早く出ます。(PVを10,000増やすより、CVRを改善した方がビジネスインパクトは大きいことが多い)
そして、既に興味を持ってくれている人のことをきちんと見ることが何よりお客さまにとって真摯かなと。
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【SEO】検索順位が下がったので対策する。その手順のまとめ
あるクライアント(BtoC)のオウンドメディアの検索流入が減少してきたので、原因の特定と対策を施しました。
その手順と改善のコツを記載します。
流入改善の基本ですが、「大きい視点→小さい視点」で問題を確認していきます。
これさえ意識すれば、WEBに詳しくない人でも検索流入減少の原因を突き止めることができると思います。
外部環境から確認する
サイトやコンテンツの細かいところを見る前に、外部環境とサイトステータスを確認します。具体的には以下の2点です。
アルゴリズムの変更による影響を受けていた場合、コンテンツの良し悪しというより、企業のオウンドメディアに対する方針や運営から見直す必要があるかもしれません。
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