オウンドメディアを複数担当するコンテンツマーケターのブログ

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オウンドメディアに必要な「固定読者」の考え方

オウンドメディア乱立期です。

どこの企業もユーザーとの接点を獲得するべく、オウンドメディアを構築し、コンテンツを蓄積していますね。

 

コンテンツ is キングだなんだー、

ユーザー目線がどうだー、

なんて騒がれて、目先のPVだけに囚われるウェブ担当者も少なくないと思います。

 

 

わたしもマーケターとしてオウンドメディアの構築に携わったこともありますし、コンテンツを量産してきたから分かるのですが、今(に始まったことでもないが)のPV至上主義はダメだと思います。

 

 

Content Shockと呼ばれる問題も顕在化してきました。

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「”Content Shock”とは、急激に増加するコンテンツ量が、人々の消費できる量を超える現象が発生するような、マーケティングが困難に直面し、それを克服しないといけない時代」

コンテンツの量は凄い勢いで増加しているようです。

「無料のコンテンツは、驚異的なペースで増えている。いくつかの調査結果によると、インターネット上のコンテンツは、9~24カ月ごとに倍増しているという。もはや想像できる範囲を超えている」

引用元の記事はこちら 

www.businessesgrow.com

 

 

事実、オウンドメディアを構築し、同じようなコンテンツが増えてきていることは、マーケターとして同感します。

 

 

 

コンテンツショック時代のオウンドメディア運用術

コンテンツが大量にある時代に起こる弊害は以下の通りです。

  1. SEO順位がより流動的になり、順位が乱高下する
  2. 競合サイトが出来た際にあっという間に、流入が取られてしまう

由々しき事態ですね。

 

 

こんな時代だからこそ、必要なことは「固定読者(オウンドメディアのファン)」を作って、アクセス数の安定化を図ることだと思います。

 

※いまのSEOって、既存コンテンツより「相対的にリッチかどうか」が問われるので、勝負に終わりがないんですよね。より長文化するし、より画像が多くなるし。

キュレーション系メディアが良い例だと思います。1記事20,000文字なんてザラにありますからね。

 

 

 

固定読者獲得のための最低条件

どうしたら、固定読者が獲得できるか?ですが、まずは「独自性の高いコンテンツを増やす」ことが第一です。

オリジナリティがあることが最低条件です。

 

個人的に上手いなーと思うのが弁護士.comさん。

・ビジネスホテルの「1人部屋」を「ラブホ」代わりに——カップルが使うのは違法?

・47歳男性。妻と「10年間セックスレス」で気が狂いそう――望めば「離婚」できる?

・ろくでなし子さんの「ま○こ」発言に裁判官「それ以上続けると意見陳述制限します!」

身近なニュースに、法律家の観点からの意見を添えコンテンツ化しています。

「法律・訴訟」といったお硬い情報も、身近なニュースを通すと入ってきやすいです。

そして本物の弁護士さんが書いているコンテンツなので、独自性・専門性も言うことなしですね。

 

 

 

固定読者獲得の施策

定期的な接点を増やす

コンテンツSEOで一回だけ接点を持ったとしても、ユーザーは固定読者化しません。

必要なのは定期的な接点を持ち、メディアの存在を強く認識してもらうことです。

(特にメールマガジンは獲得数をKPI化しやすいため企業にもオススメです。)

 

 

複数社で上記施策を実施し、固定読者を獲得することでオウンドメディアの運用もかなり安定化しました。(月ごとの激しいPVの増減が減った。一定の割合で増加していくようになりました。)

 

 

 

 

PVを集めるのはもちろん難しいですが、集めたPVをボロボロこぼれ落とさないためにも、ぜひとも固定読者化の考え方を一度知ってくださいませ。